アトピーのメカニズムを理研が解明
素晴らしいニュースが発表されました。
それは理化学研究所がアトピーの原因を突き止め、ワセリンを塗ることで発症の予防をできるということを発表したのです。
アトピー性皮膚炎を持って生まれるマウスを作り、アトピーの原因となる遺伝子の変異を調べたところ、細胞の増殖、分化に必要であるタンパク質『サイトカイン』を伝達する為の『JAK1』分子の遺伝子の配列に変異が発生していること発見したというもの
JAK1分子の異常が角質をはがす酵素である『プロテアーゼ』にも影響を及ぼし、角質が本来持っている皮膚の保湿効果が著しく低下することで、アトピー性皮膚炎を招いてしまう。
という発表。
そしてアトピーをもつマウスの皮膚にJAK1の働きを阻害する薬やワセリンを塗ったところアトピーの発症を遅延させ予防することができた。
アトピーの発症前にバリア機能が破壊されるのを防ぎ、正しいサイクルで新陳代謝をさせることが重要。
これは皮膚炎に悩む人にとって本当に光明に成りえることだと思う。
それにワセリンは簡単に購入することが出来るし値段も安い。
自身の見解ではありますが、陰のう湿疹は後天性のアトピーでは?と考えております。
理研の正式発表であれば信憑性も確かですし、陰のう湿疹だけではく様々な方にとって嬉しいニュースになりましたね。
それにワセリンは価格が安いですし手に入れやすいという点も嬉しいです。
ワセリンにも副作用はある
さっそくワセリンを!となる前にちょっとだけワセリンの注意点をお話させて頂きます。
それはワセリンの副作用。
ワセリンの原料は石油です。油性の医薬品というのは、皮膚に塗った後に紫外線に長時間あたると
・皮膚の変色
・黒ずみやシミ
を起しやすくなります。この点は注意が必要です。
患部が服で完全に隠れてしまうなら紫外線は問題ありませんが、もう一点気をつけなければいけないこともあります。
使用するなら白色ワセリン
ワセリンには白色ワセリンと黄色ワセリンがあります。
元々ワセリンは石油から抽出された成分で作られています。
生成された段階では黄色ワセリンという、普段目にするワセリンよりもやや黄味がかっているのが特徴です。
その後半固形炭化水素の混合物を生成し、不純物を取り除き脱色させた物が白色ワセリンになります。
しかし不純物を完全に取り除く頃は難しく、微量ながら残ってしまうのです。
取り去る事の出来なかった微量の不純物が原因でまれに皮膚に炎症が起きてしまう人もいるようです。
やはり副作用が0という訳ではないので使用の際は皮膚の状態を確認しながら使うことをお勧めします。