摂取すべき栄養素は

これは亜鉛です。  理由は二つあります。

 

 

一つは亜鉛の役割として代表的なものの中に 皮膚の保護 皮膚の健康維持があるためです。

 

 

バイタリティーを高めたり 抜け毛予防などでは有名な亜鉛ですが皮膚機能安定のために重要な栄養素なのです。

そしてもう一つは、アトピーを含めた皮膚炎は亜鉛欠乏が原因の一つだという説が有力だからです。

 

皮膚機能安定につながることなのですが、亜鉛が足りない状態が続くと 皮膚がボロボロとはがれてしまったり、亜鉛不足の状態では 作られる皮膚が弱い状態のまま生まれてしまうのです。

 

亜鉛を多く含む食品は

 

カキ うなぎ 牛もも肉 チーズ レバー 卵黄 大豆 納豆 そば ごま

 

などに多く含まれます。

その中でもカキがダントツに多く含まれています。

 

そしてサプリメントでの摂取もいいでしょう。 サプリメントはあくまで補助としての機能ですが、継続的に安定して摂取するには向いています。

 

 

ただし、ここまで素敵な亜鉛ですが 注意しておかないといけないことがあります。

それは一日の摂取限度目安があることです。

 

ビタミンCなどは多量に摂取しても余った分は体外に排出されるために問題ありませんが 亜鉛は違います。

 

過度の摂取は毒になりえるのです。

 

1日17mgの亜鉛を2週間とり続けると、銅の代謝異常が起こる人がいると研究で報告されています。

 

銅の代謝異常が起こると、体内で作られている銅が材料であるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の活性が低くなります。

 

SODは抗酸化酵素です。抗酸化酵素が少なくなると、活性酸素が細胞を酸化させ、さびつかせます。細胞がさびるということは細胞が老化するということです。若い人の細胞も老化します。

 

SODの抗酸化力はビタミンCやポリフェノールとは比較にならない素晴らしい威力です。銅の代謝異常は防ぐべきです

 

 

年齢別・性別の亜鉛の所要量です。

『亜鉛』

所要量 

・9~11歳 : 7mg

・12~14歳: 8mg

・15~17歳:10mg

・15~17歳: 9mg

・18~29歳:11mg

・18~29歳: 9mg

・30~49歳:12mg

・30~49歳:11mg

・50~69歳:11mg

・50~69歳:10mg

・70歳以上の男 :10mg

・70歳以上の女 : 9mg

 

 

亜鉛はとても吸収されにくい栄養素です。

所要量をサプリメントで摂取したからと言っても全てが吸収されるわけではありません。

 

 

そこで亜鉛の吸収を高める方法を紹介します。

 

それはクエン酸と亜鉛を一緒にとると、クエン酸が亜鉛を包み込み、とても吸収されやすい状態になります。

これをキレート作用と言います。

 

また、キレートされた(クエン酸に包まれた)亜鉛の吸収をビタミンCが更にアップします。

 

クエン酸を多く含む食べ物とビタミンCを多く含む食べ物を一緒に食べると効果的です。

可能であれば、亜鉛のサプリメントは食後が良いでしょう。

 

○クエン酸を多く含む食べ物

みかんなどの柑橘類・梅ぼし・キウイフルーツ・桃・パイナップル・イチゴ・メロン・西洋梨など

 

 

○ビタミンCを多く含む食べ物

ブロッコリー・ピーマン・カリフラワー・いちご・みかん・トマト・レモン・グレープフルーツ・柿・じゃがいも・キャベツ・小松菜・ほうれん草・ゴーヤなど。

特に、ブロッコリー・ピーマン・カリフラワーはビタミンCが豊富です。

 

 

クエン酸 ビタミンCともにサプリメントもありますので摂取が難しい人は利用しても良いかもしれません。

 

 

ちなみに亜鉛の吸収を妨げるものがあります。

 

食物繊維と大豆のフィチン酸です。野菜・大豆ということになりますが、野菜と大豆をとらないわけにはいきませんから、クエン酸・ビタミンCを多く含む食べ物を同時にとれば問題ありません。キレート作用による亜鉛の吸収率を上げる効果は素晴らしいものです。

 

お茶のタンニンという成分も亜鉛の吸収を妨げます。亜鉛のサプリメントをとられる時は、お茶はしばらくひかえた方がよいと思います。

 

 

以上の点を守っていただければ、亜鉛の摂取は皮膚の状態異常にとても有効な手段です。

利用しない手はないと思います。

 

サプリメント選びも慎重に

 

ちなみに、サプリメント選びも出来れば慎重になりましょう。

 

みなさんサプリメント=栄養素の種類で選ぶと思いますが、実はサプリメントの製法は会社それぞれ。

 

主な差は2種類。

 

 

外殻に使う成分と、主たる栄養素以外にも他の成分を使うのか。と言うことです。

 

外殻と言うのはサプリメントを包んでいる殻に何を使っているのか。という点です。

半透明な小さいカプセルに入っていることが多いですよね?あの成分にも関心を向けるべきです。

 

胃の中で溶けてしまうものなのですが、やはり口にいれるものなので不純物が無いものが理想です。

もし外殻容器を使わないで済むのであればそれに越したことがないように思えます。

 

そして栄養素以外の成分。

 

市販サプリメントで一口に「ビタミンC」と言っても、本当にただビタミンCが入っているものと、そのビタミンCの吸収を助ける為にビタミンC以外の栄養素も少し入っている

サプリメントがあります。

 

個人的にはもちろん後者。

 

そもそも自然の食品というのは栄養素が単体で存在することはあり得ません。他の栄養素とまじりあっているのが食品であり食材なので、吸収を高める為にも主たる栄養素以外にも目を向けているサプリメントがオススメです。

 

自身がオススメするのは

ディアナチュラ亜鉛(60日)
アサヒグループ食品
殻は使っていない

亜鉛以外の栄養素も入っていますし、なにより安いので続けられます。

製法も亜鉛に関しては外殻になる殻を使っていないのでオススメ出来ます。